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恋のプロトタイプ




昨日、ポレポレ東中野にて、しゃけやまさんこと
中村公彦監督初の長編作品『恋のプロトタイプ』を最終上映日に滑り込み観了。

感想としては、胸に刺さる、まるで自分の事を見てるかのような、
俺を肯定するSF青春映画だった。
また、前作の中編「スルー・ロマンス」に続き、SF的要素のガジェットを通じた人間ドラマでもあった。

さすがにこれまでの人生で星咲優菜のような可愛い娘と出会った経験は無いので、
そこは映画のファンタジーだが、ラストの失恋の喪失感と後悔の念の嗚咽はあまりに共感し過ぎて
もう少しで泣きそうだったので危なかった。
怪獣より女の方が怖い。

劇中、主人公が3DSで恋愛ゲームにはまりながら測量のアルバイトをするシーンで、
社員のおっさんに測定カウンターの不自然な数字に、
「沢田研二のコンサートが近くであったので…」と言い訳する台詞も
俺が同じ立場ならつい心の中で言っちゃいそうなくらいツボだったなあ。
まあ確かに実際のジュリーのコンサートの客層は50代〜60代の女性ばかりなんだが。

非現実的に可愛くてエロい肢体の星咲さんに比べ、
相手役の主役の男優さんとその友達の表情や演技も、
アイドルの現場にホントにいそうなアンバランス感も絶妙。
先週のTIFに客としていてもまるでおかしくない。
彼らとはヲタ現場で仲良くなれそうなリアル感も作品世界への没入度を上げていた。

主役の男優と星咲優菜との最後のセックスシーンで、
騎乗位になった星咲さんの巨大なおっぱいをやたら長回しで映し出すカットは、
ずっと見てると巨大なおっぱいが別の生き物の目のように見えてくるのが、
ある意味ホラーで、男の過去のトラウマを呼び起こすという説得力に満ちていた。

非現実も現実になると残酷なまでに辛いものになるという事が身に沁みる、
全体的に笑える内容で、劇場内も笑いで溢れていたが、
自分にとっては観てて、心のざわつきが止まらない、後味の残る作品だった。
本作の主題がゲームからアイドルとして置き換えると、自分にリアルに響いてくる。

終映後に出口で、監督・キャストの見送りがあったが、
主役の男優さんに素直な感想を告げたり、
しゃけやまさんに「『ゴジラ』より面白かったです!」と、
ひいき目抜きで本心の感想を言っておいた。
「ホントですかあ?」と返されてしまったが、ホントです。
映画ってどれだけ自分を肯定してくれるかなんだよなあと本作を観ててつくづく思った。


そんな傑作が9月5日にDVD発売という事でポチっ!

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