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2015年度劇場映画ベスト15本総括



お待たせしました。
いえ、お待たせしすぎたと言ってもいいかもしれません。

2015年公開作品で筆者が鑑賞した新作劇場映画は51本!
もちろん、1本の映画を繰り返し観た回数も加えた数である。

そんなこんなで、素晴らしかった映画ベスト15本を選んで総括。
前年度に続き、2015年度も15本選出!
ちうわけで、まずは11位から15位までランキング公開!


●●2015年度劇場映画ベスト15 総括●●
(1月1日~12月31日までの劇場公開作品対象)



第15位「私の少女」
ショートカットのドゥナッペやはり最強。
「アジョシ」の頃から成長したキム・セロンとイチャコラしてるシーンの数々は
ニンヤリ止まらずいつまでも観ていたい。

疑似親子視点としても百合視点としても楽しめて
キュンキュンくる人間ドラマでドゥナッペの新たな傑作!

村の皆が集まって飲んでカラオケをするシーンで、
かかった曲が一時期筆者がハマっていたパク・ヒョンビン王子の『シャバン☆シャバン』
出演の男優がベロベロに酔った状態で歌うんだが、
筆者は思わずスクリーンを見ながら口ずさんでいた!



第14位「GONINサーガ」


久々に邦画で様式美にこだわった骨太かつ破滅の美学。
『ワイルドバンチ』のようにすがすがしさすら感じる観賞後感の映画を観た感じ。
血糊の色が90年代的な生々しさでバイオレンス色を上げている。
デデデンデンデデンと、ついテーマ曲も口ずさみたくなる。
テリー伊藤は喋らず目がロンパったままだったらもっと迫力あったのにな~。


第13位「はじまりのうた」
大傑作「once ダブリンの街角で」のジョン・カーニー監督新作。
男女間を音楽という頑なな絆で結ぶ一期一会の瞬間を捉えた作風で、
サントラが欲しくなるのも「once」同様。
K・ナイトレイは前歯の形がかわいい。
出っ歯じゃなくて引っ込み歯なんだよな。
NYの街のあらゆるところでレコーディングをするという発想は
面白く、音楽の楽しさが表現されてたと思う。


第12位「バクマン。」
ジャンプ漫画の実写化として成功してたのでは?

特に良かったのは原作に無かったジャンプを読む様々な環境での
読者の視点を映してたところと、話題になってるエンドロール。
あれは、「少年ジャンプ」を題材に熱かった作品にしか
使えない最高のアイデアが爆発したエンドロール!

佐藤健が台詞ではなく表情で語っていたのも良し。
彼の血尿シーンは驚いた。10代の若者(という設定)で
便器の水を真っ赤に染めるまで血尿出すってどんだけ~。
大根仁監督の代表作がまたひとつ増えた模様。



第11位「ガールズ&パンツァー 劇場版」

表面的には美少女アニメだが本質的には
「昨日の敵は今日の盟友」という少年漫画イズムで貫かれた、
戦車の戦術が細かく実に良く出来ているスポ根作品だった!
表面上が美少女ものだからといって、
表層的にモノを判断すると損をする好例とも言える。

立川で観た極上爆音上映は、調整された戦車の駆動音の音響は凄かったし、
鑑賞後感の爽やかさで、良作を観た余韻に浸れる。
キャラクター同士の関係性を知っているとより楽しめるので、
鑑賞前にTVシリーズとOVAは必見。

この作品でその街並みがそのまま描かれた
茨城県大洗町はファンの聖地と化しているらしい。
ちなみに本作の事は、「おジャ魔女どれみ」ファンのこの方のブログで存在を知った。
あまりの文章の熱量の高さに圧倒される!


続いて、10位から1位まで順に発表!

第10位「ジェームズ・ブラウン 最高の魂を持つ男」


主演の人が、自然にジェームズ・ブラウンに見えてくるほど口調や仕草もそっくり、
股先開脚ダンスや高速ステップなど、
ステージパフォーマンスを熱く見せていて心拍数が上がるほど惹き込まれる!
現在も脈々と継がれているゴッドファーザーオブソウルのルーツに熱くなった!
ショットガンを事務所で発砲し警察に追いかけられるシーンも再現してて最高!
あまりに語られる逸話が多い人だけど、うまく編集して、
音楽映画としても人間ドラマとしても面白い作品に仕上がっていた。


第9位「恋人たち」



7年ぶりの橋口亮輔監督最新作。
結婚を約束していた彼女を通り魔に殺された男と、
肉屋の男に惚れた主婦、同性愛者の男性弁護士の3人の話を軸に、
時にシンクロしつつも、大きく関わる事無くそれぞれの物語が綴られる。
失った人との思い出に生き前へ進めない、
誰かと心を通わせたくても叶わない絶望と、
再生への光をやさしく繊細に映し出す、すんごい余韻と深みを残す傑作!

観終わってもしばらく登場人物たちの残像が思い浮かばれる。
珍しく前売り価格ではなく一般料金1,800円払ったけど全然損は無かった!


第8位「幕が上がる」



筆者もかつてはどのアーティストやバンドよりも没入していた、
ももいろクローバーZが主演の
高校の演劇部が舞台の青春ドラマ。

観る前までまるで予想だにしなかったが、
最近の邦画でありがちな、説明的過ぎる台詞も、
大げさなギミックも無駄な笑いも無い、
ストイックに純粋な青春映画だった!
それでいて良質なアイドル映画としても両立していて驚く。

とても「踊る大捜査線」の監督とは思えないくらいに、
青春ドラマの醍醐味をビシビシと感じられるほど真摯な作りで、
全編ウルウルきてた。
数年ぶりに、ももク口熱が映画観てる間、戻ってきた!


第7位「クリード チャンプを継ぐ男」



新章とは言ってるものの、
次世代への闘魂伝承というバトンタッチを見せる
『ロッキー』シリーズ最終作として観るとあまりに美しすぎる傑作!
ロッテントメイトで95%フレッシュは伊達じゃない完成度の高さだった。
後半へ進むにつれ、スタローンが見せる老人感もリアル。
どうやら、ここからクリードを主役として、
新章として続編が作られるということだけど、
正直、続編は作らないで欲しい。
「ロッキー」シリーズの締め方としてあの銅像をバックに
過去と未来のボクサーが並ぶ、ラストシーンの美しさ、
あんなキレイな終わり方ないのに続編は蛇足になりかねない。


第6位「101回目のベッド・イン モアベター版」



「バブルの時代をもう一度復活させる」と一念勃起して結成された
“今、抱ける”セクシーアイドルユニット「ベッド・イン」の第1回主演映画。

東映のプログラム・ピクチャー感満載の、
実際の本人達のキャラ勃ち過ぎのエゲツないノリを
そのまんま映像化しちゃったメタフィクション映画でもあり、
鑑賞後の不思議な多幸感たまんねえ!
「タイムアバンチュール絶頂5秒前」のオマージュも効いてて、タイトルの出し方が絶妙!

10分長いモアベター版は、ガールズ映画監督ユニット、
破れタイツのカットも多く、最大瞬間風速のような激しさの
ベッド・インとの対比で丁度いい感じの温度で
入浴してるようなゆるゆる度合いが心地良し。

土曜の深夜2~3時くらいに赤ワイン飲みながら寝落ちと闘いつつ
心地良い雰囲気の中、見られたら最高。

エンドロールでは、ベッド・インと破れタイツの2人が倍速になって激走する、
まさしく現在、最新作が公開されている「あぶ刑事」をモチーフにしていて最高!

2/27~3/4からポレポレ東中野で単独上映決定!
当然、筆者もイク~!


第5位「キングスマン」



近年「キック・アス」、「X-MEN ファースト・ジェネレーション」と、
傑作を立て続けに撮り続けているマシュー・ヴォーン監督の最新作。
今回はまたもコミックを原作とした、スパイものである。

またしても胸の透くような傑作!
一貫としたポリシーを貫く青年の新米成長物語という側面で観ても面白いし、
「キック・アス」が親父から娘への継承の物語だとしたら、
「キングスマン」は師匠(父親的な存在でもある)から弟子への継承の物語。

教会での目まぐるしいテンポの気ちがい共の壮絶な暴動格闘シーンは
思わず爆笑必至で、1シーンのテンションの高さで言えば、
完全に「キック・アス」を超えている!スゲぇ!

ステッキや傘など、スパイものならではの
特殊武器の数々もイケててかっこいい!

また、クライマックスに打ち上がる連続花火には、
「キック・アス」のクライマックスのエルヴィスの曲が
かかるシーンと同じくらい痛快さと高揚感、
そして声を上げたくなっちゃったほどの大爆笑!
詳細は映画を観よ!


第4位「ストレイト・アウタ・コンプトン」


Dr.ドレーやアイス・キューブなどが在籍していた伝説のラップグループ、
N.W.A.(Niggaz Wit Attitude、直訳すると「主張する黒人たち」)の
誕生からその興隆、メンバーそれぞれの別離までを
事実に基づいて描く青春ドラマであり、
ギャングスタラップというジャンルの創始を描く音楽映画の傑作!

お恥ずかしい事に本作を観るまでこのN.W.A.というグループを知らなかったのだが、
主要メンバー全員参加のファーストアルバム「Straight Outta Compton」を聴いて驚愕!
その名曲の数々から、その後の音楽シーンのメインストリームとなる
プロディジーやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンなどの
バンドへ与えた影響をひしひしと実感する、
たたみ掛けるラップの猛襲とビートのアタック感とメロディのキャッチーさ、
歌詞のメッセージ性の強度など、
(黒人が不当に差別され、いわれのない暴力を白人警官から受けていた事から
生まれた反逆の一撃である「FUCK THA POLICE」など)
アイス・キューブを除くメンバーの出身であったコンプトンという、
ストリートギャングがはびこる街の現実も映し出した歴史的名盤!

ドラッグ・ディーラーだったイージーEが出資するだけだったのに、
なぜか初めてレコーディング部屋でラップを歌わされるシーンとか、
売れっ子となったグループが打ち上げで乱交パーティーや、
プールで濡れ濡れパーティーなどハメを外しまくる様子も微笑ましい。

そうしたグループの活動を追っただけでなく、Dr.ドレー、アイス・キューブ、
イージーEの3人を主軸とした愛憎入り乱れた友情ものとしても胸に打たれた。
150分ある内容だが、まるで長さを感じず飽きさせない脚本の構成も見事。

アイス・キューブ役に自身の息子(オシェイ・ジャクソンjr)が出演というのも
物語により没入感を与えている。

エンドロールで実際のグループ本人の映像が映し出される中で爆音で流れる
ファーストアルバムの1曲目「Straight Outta Compton」のカッコ良さに
鳥肌が止まらなかった。

おれたちのヴァルハラこと、立川シネマシティでは爆音上映も実施。
更に作品の感動を増幅させる素晴らしい鑑賞環境だった。


第3位「戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪」


POV形式のホラー作品で数々の傑作を作り続けている白石晃士監督が放つ、
ホラーシリーズ『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』。
FILE01~04、劇場版序章、史上最恐の劇場版、最終章を経ての、
この新シリーズ「超コワすぎ!」の第2弾をまさかの第3位に選出。

前シリーズでは、最初は素人投稿ビデオの超常現象を、
工藤ディレクターとアシスタント市川、カメラマン田代が
検証していくところから始まり、やがてその超常現象は連鎖、増幅し、
人智を越えた、概念のレベルにまで到達するという、
低予算で作られている作品とは思えないスケールのデカさに観る者を
圧倒・爆笑の渦に巻き込み、工藤ディレクターの
「運命に逆らえってな!」という名台詞と共に、
ネットを中心に大いに話題になった作品でもあった。

仕切り直しとして新たに始まった本シリーズ「超コワすぎ!」の第2弾。
本作では、童貞ニート中年無職男が当てもなく撮影しながら山を散歩していたら
若い少女と出会い、驚くべき超常現象を目の当たりにし、
冒頭から40分以上の長さを持っての投稿映像の出だしだが、
本作の主題は、ワケあり少女に対するこの童貞ニート中年の、
あまりに無垢な純愛にスポットが当てられている。

工藤ディレクターが童貞中年に「あの女、モノにしたいんだろ?!」と
檄を飛ばすところでもグッと来ていたのだが、
クライマックス、ワケあり少女からの人智を越えたレベルの要求に対して、
童貞中年の全霊を込めた、覚悟の告白とその決断に、ダム決壊落涙。

まさか、このシリーズで怖がらされるどころか爆笑する事はあっても、
画面が曇って見えなくなるほど泣く事になるとは…。
自分の身と照らし合わせて、この童貞中年に
思い切り感情移入し没入してしまったという事もあり、
本作は異様なほど高い順位に選出した。

この童貞中年を演じるのは「サイタマノラッパー」シリーズに主演していた水澤紳吾。
こうした底辺の身分の役をやらせると、ピカイチのハマリ具合。
さすが。

2016年に公開されるであろう、FILE-03以降の新作も大きく期待!


第2位「君が生きた証」



校内乱射事件で死んだ息子が作っていた数々の歌を
唄う事で息子を理解しようとする親父の物語というだけでグッと来たが、
中盤で明らかになるある事実を知った後、
息子の遺した歌がまったく違った印象を受け、
複雑な困惑と高揚感に打ち震えるラストでスクリーンが見えなくなりそうなほど崩涙。
観賞後の、打ちのめされる衝撃と余韻があまりに強すぎて
思い出すだけで泣きそうになる。

公開から1年経ちDVDが発売された今でも、いまだに余韻が残る。

本作で出演もしているヒゲのおっさんで俳優のウィリアム・H・メイシーが監督というのも驚き。
音楽映画としても、親子の人間ドラマとしても見事なバランスで両立された出来で、
観たらサントラが絶対欲しくなる!

「はじまりのうた」も良かったが、鳴らされる音楽の意味も重みも、
音を奏でる人の覚悟と決意もまるで違うのであまりにも軽く見えてしまう。

息子を想う親父の話であると同時に、
若いバンドマンの青春物語でもあるのも自分の好みに合っていて
音楽映画としては、文句無しに2015年ベスト映画と言える。


第1位「マッドマックス 怒りのデス・ロード」



ふ~。
どんなにアマノジャクな自分でも、
もう2015年最高の1本は
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
しか考えられません!

自分はメル・ギブソン主演の過去の「マッドマックス」シリーズに関しては、
「メル・ギブソンがドッグフードの缶詰を美味そうに食っていた映画」という
思い入れのない認識のまま観て、結果この熱狂ぶりである。

ていうか、この10~20年くらい過去を振り返ってもベスト1映画としか言えない。
本作は、衝撃と興奮と感動と初期衝動とインスピレーションを与えてくれた、
純粋に120分映画を楽しむという体験を教えてくれた。

今後、数十年、数々の娯楽アクション映画のロールモデルとなるであろう、
その最良の見本型を提示した本作。

初日に観て、5日後に2回目を観た後の興奮と熱狂ぶりは、
既にブログに綴っているので参考まで。
9/10に立川で極爆上映で「キングスマン」とハシゴした時のブログはこちら。

上映開始の6月20日から毎週のように映画館に通い、
金を払って11回鑑賞したのは生涯でも初めての経験。

1回目 IMAX 3D字幕
2回目 4DX字幕
3回目 4DX字幕
4回目 2D字幕
5回目 3D吹替
6回目 2D字幕 立川極上爆音上映
7回目 2D字幕 立川極上爆音上映
8回目 2D字幕 立川極上爆音上映
9回目 2D字幕 立川極上爆音上映
10回目 2D字幕 立川極上爆音上映
11回目 4DX字幕


色々なバージョンを観たけど、2回目の、
全身で感じる4DX版が、
生まれてきて良かった、映画を好きで良かったと思わせるほどの、
生涯ベストに入る至福の体験だった。


終映後、本編で感動させるシーンなど無いのにも関わらず、
場内が明るくなっても感動が収まらず、
衝動の赴くままに涙が止まらなかった。

本作を娯楽映画の価値基準にすると、今後ほとんどの映画が退屈に見えてしまう危険がある。

これまでハリウッド映画の生涯ベスト1は、
ロバート・デ・ニーロ主演のアクションロードムービー『ミッドナイト・ラン』(1988年公開)だったけど
遂に27年経って更新した!

この映画の素晴らしさ、美しさ、熱狂をうまく言語化するのはホントに難しいし、
言葉で語れば語るほど野暮になる。

そして、この作品の世界的な影響力はやはり凄まじく、
アート系の映画賞も軒並み受賞し、
遂に第88回アカデミー賞?において作品賞、監督賞(ジョージ・ミラー)含む
10部門にノミネートするという、
ブロックバスター級の予算のアクション作品では異例の事態となっている。

この作品が起こしている波を体験するには、
自宅のちっこいテレビでBlu-rayやDVDを観るのでは、絶対に役不足。

「かければお客が呼べるコンテンツ」として、
ジブリ作品級にロングランで全国で公開されている映画館で、
スクリーンだけに集中してその五感で体感しろ!!

なぜこんなに熱狂され、心を突き動かされるのか、
スクリーンで観なければわからない。
そして、一緒に叫ぼうぜ!
V8!



第1位 マッドマックス 怒りのデス・ロード
第2位 君が生きた証
第3位 戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪
第4位 ストレイト・アウタ・コンプトン
第5位 キングスマン
第6位 101回目のベッド・イン モアベター版
第7位 クリード チャンプを継ぐ男
第8位 幕が上がる
第9位 恋人たち
第10位 ジェームズ・ブラウン 最高の魂を持つ男

第11位 「ガールズ&パンツァー 劇場版」
第12位 「バクマン。」
第13位 「はじまりのうた」
第14位 「GONINサーガ」
第15位 「私の少女」




以上、2015年の映画総括でした。
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